iotop日本語man

iotopを最近使ってたから日本語訳にしてみた
結構意訳になってる


IOTOP(1)                                                                    IOTOP(1)




NAME
iotop - シンプルなIOモニター

SYNOPSIS
iotop [OPTIONS]

DESCRIPTION
iotopはLinuxカーネルからI/O使用情報を取得し(カーネル2.6.20以上を必要とします)、
プロセス・スレッド毎にI/O使用状況を表示します。

カーネルのビルドオプションに以下を含める必要があります。
CONFIG_TASK_DELAY_ACCT, CONFIG_TASK_IO_ACCOUNTING, CONFIG_TASKSTATS and CONFIG_VM_EVENT_COUNTERS

iotopはI/Oのプロセス/スレッドごとのI/O帯域を表示間隔毎に表示します。
また、プロセスがI/Oの処理によって待たせれている時間の割合も表示します。
各プロセスについてI/Oの優先度(クラス/レベル)が表示されます。
加えて、表示間隔の間に読み書きされた総I/O帯域は一番上に表示されます。

左矢印、右矢印キーを使うとソート項目を変更できます。rでソート順を逆転できます。
oで--onlyオプションの有効、無効を切り替えられます。(IOを使用しているプロセスだけを表示するかどうか)
pで--processesオプションの有効、無効を切り替えられます。(プロセスのみを表示してスレッドは表示しないかどうか)
aで--accumulatedオプションの有効、無効を切り替えられます。(IOの累積値表示に切り替えるかどうか)
qで終了します。
iでスレッド/プロセスの優先度を変更できます。
その他のキーを押すと最新の情報に更新できます。

OPTIONS
--version
バージョンを表示し終了します。

-h, --help
使用方法を表示し、終了します。

-o, --only
実際にI/Oを使用しているプロセス/スレッドのみを表示します。これはoを押すことで
表示中にも切り替えることができます。

-b, --batch
対話的な表示でなくなります。(バッチモード)これは状態を記録するときに便利です。

-n NUM, --iter=NUM
自動的に終了する時間を指定します。(デフォルトでは自動的に終了しません。)
これはバッチモードで役に立ちます。

-d SEC, --delay=SEC
表示間隔を設定します。(デフォルトは1秒) 1.1秒のような少数も指定可能です。

-p PID, --pid=PID
表示するプロセスIDを指定します。(デフォルトは全て表示します)

-u USER, --user=USER
表示するユーザーIDを指定します。(デフォルトは全て表示します)

-P, --processes
プロセスのみ表示します。通常は全てのスレッドを表示します。

-a, --accumulated
I/O帯域幅の代わりにI/Oの累積値を表示します。
iotopを実行してから、プロセスが使用したI/Oの量を示します。

-k, --kilobytes
人間が読みやすい表記の変わりにキロバイト表示にします。
このオプションはバッチモードの出力をスクリプトが処理するときに役立ちます。
通常は最適な単位を選択して表示しますが、このオプションが指定されると
常にキロバイト表示となります。

-t, --time
各出力行にタイムスタンプを加えます。(このオプションは--batchオプションを含みます)
タイムスタンプは行の先頭に置かれます。

-q, --quiet
ヘッダ行を取り除きます。(このオプションは--batchオプションを含みます)
このオプションはヘッダの非表示のレベルによって最高3回まで指定できます。
-q カラム行は最初に表示されるだけです
-qq カラム行は出力されません
-qqq I/Oの合計値も出力されません

SEE ALSO
ionice(1), top(1), vmstat(1)

AUTHOR
iotop was written by Guillaume Chazarain.

This manual page was started by Paul Wise for the Debian project
and is placed in the public domain.

April 2009 IOTOP(1)